失敗させないために知っておくべき、マンション投資のリスク
2023/07/03
前回の記事ではマンション投資のメリットとデメリットをお伝えしましたが、そのデメリットの中でもリスクについては十分に理解することが大切です。
マンション投資に限らず、投資にはリスクがあります。このリスクを上手くコントロールすることで投資を成功に近づけることができます。今回は、失敗しないために知っておくべきリスクの種類とその対策についてお伝えしていきます。
空室リスク
物件が空室になることにより想定していた家賃収入が得られなくなるリスクを指します。
空室リスクを避けるためには立地条件はもちろんのこと、今後の需要が継続してあるか、将来の都市計画の確認なども大切です。また需要の高い設備が設定されていることも重要です。
その他にも、家賃保証のある賃貸管理会社と契約することで、想定収入が得られないということは解消できます。
賃料下落リスク・価格下落リスク
経過年数などによって建物や設備などの老朽化が進むと、賃貸需要を保つことが難しくなる場合もあり、空室を避けるためには賃料を下げる必要が出てくることがあります。また物件の価値が下落して、売却時の収益が見込めないリスクがあります。
こちらも空室リスク対策と同様に、需要の高い立地条件と、入居者を引き付ける設備やその管理がとても重要になってきます。
家賃滞納リスク
家賃滞納が発生すると、空室と同様に家賃収入が得られなくなってしまいます。滞納者を強制的に追い出すことは法律的に難しい側面もありますし、その対応も個人で管理するには手間と時間がかかります。
家賃滞納に関しては、上記と同様に家賃保証のある賃貸管理会社へお願いすることで対応可能です。また賃貸管理を不動産会社へ任せる際には、家賃滞納があった場合にしっかりと対応してくれる管理会社を選ぶことが大切になってきます。
金利上昇リスク
金利変動によりローン返済額が増えることがあります。借入金額が大きい場合はよりおおきな影響を受けてしまいます。
生活費を手元に残しておいたり、家賃収入をそのまま残しておくこと、ゆとりある返済計画を立てることがとても大切になってきます。一つの目安として、年収に占める年間返済額の割合を25%程度に抑えると、多少返済額が増えても家計を切り詰めることで対応できるともいわれています。
地震・天災リスク
災害による建物の損壊や土地の価値下落が発生するリスクがあります。
地震・天災リスクへの対応でいちばん大切なのは、災害リスクに応じた保険へ加入することです。また物件選びの際には、ハザードマップを確認して被害が小さいと予想されている土地の物件を選ぶこともリスク回避になります。
管理会社リスク
管理会社の倒産によって家賃などが回収できなくなったり、悪質なところでは賃料の不払いが大きな話題になることもあります。
経営がしっかりしていて、当然家賃などの不払いがなく物件管理が行き届いている会社を選ぶことが大切です。
まとめ
マンション投資にリスクはいろいろとありますが、これらの対策を講じることで、リスクを最小限に抑えることができます。
今後人口が減少していく中でも賃貸需要に対する影響が小さい立地を選ぶ必要がありますし、不動産において立地はとても重要な要素なのは言うまでもありませんが、建物の徹底した管理もマンション投資には重要です。
上記リスク以外にも、設備の故障などでその対応や費用が発生します。こういったことにも対応できるよう設備保証がある管理会社を選ぶこともマンション投資を成功させるための要素となります。
マンション投資を失敗で終わらせないためにもリスクを知り対策を万全にしましょう。