マンション維持に必要な管理費と修繕積立金

2017/10/10

こんにちは!日々勉強中の営業アシスタントです。

今回は毎月オーナー様が支払う経費の中の管理費と修繕積立金についてお話ししていきたいと思います。マンション経営にあたって維持する為にどちらも必要な経費です。

早速、それぞれどういった役割なのか見ていきましょう。

管理費

マンションの設備点検やエレベーターの定期点検、共用部分の清掃や庭の草木の手入れ、管理員の人件費など、日常的なマンションの維持管理に使われるお金のことを指します。


修繕積立金

屋上防水工事や外壁塗装、給排水管の取り替えなど将来かかるであろう大規模な修繕工事のために準備をしておく積立金のことになります。


共通点と異なる点

管理費と修繕積立金のどちらも必要な経費で、マンション維持のために徴収されるお金という面では共通点があります。

違う点は、経費の目的が短期的な費用か長期的な費用なのかというところです。
日常にかかってくる費用が管理費であり、長期間にわたってマンションを維持していくために発生する費用が修繕積立金になります。

大規模修繕ってあまり身近に感じないかもしれませんが、どんな建物でも必ず老朽化が進みます。

新築のうちはいいのですが、築年数が経ってくると外壁が剥げてきたり、屋上の防水効果が薄れてくると雨漏りの原因などになるので再度防水工事をする必要が出てきます。

この様な大規模な修繕工事は、莫大な費用がかかります。

そうなった時に、修繕積立金が全然貯まっていなかったら不足分の費用を補わなくてはいけなくなっちゃいます。
余計な出費はできるだけ避けたいですよね。


修繕業務って誰が決めるの?

通常は管理組合で話合いをし、決定します。

管理組合とは、各部屋のオーナー様の団体の事を指していて、意思決定の場である総会にてマンションの維持管理や運営に関してさまざまなことを決めていくことになります。

ここで登場するのが管理会社です!ほとんどのケースはオーナー様から委託した管理会社主導で管理組合の話合いから修繕業務の決議が行われたりするので、オーナー様の労力負担が少なくなります。

なので冒頭でもお話ししましたが、オーナー様が信頼して契約した管理会社がきちんと義務を果たしていないとなるとたまったものじゃありません。


まとめ

修繕積立金と管理費、どちらも同じマンション維持に必要な経費であり、日々の清掃や点検などの日常的に使用する費用なのか、外壁などの張り替えによる大規模修繕に備えるための長期的な費用なのかで役割が違うということがわかりました。

修繕積立金って、毎月少しずつお金を貯蓄していって、いざ大規模修繕が必要になった時に各部屋のオーナー様の費用負担を少しでも軽減するためです。

また修繕工事の役割は、建物の老朽化を最小限に食い止めることと、資産価値低下も防いでくれることにも繋がります。

本当に信頼できる管理会社を見つけ、自分の資産を長く守っていきたいですね。

弊社では管理も行っているので、質問などございましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。(I)

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