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2017/08/28

サラリーマン大家だけじゃない。企業も欲しい不動産事業からの安定収入

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以前に「金融機関のポートフォリオから資産運用を考える」という記事の中で、年金基金や生保会社が資産運用に不動産を活用していると書いたのですが、不動産から安定収益を得たいのは、なにも金融機関の運用部だけではありません。

所有している不動産を活用し、定期的な安定収入によって本業を利益面から補完するために不動産事業に力を入れる異業種企業が目立っています。


安定収入を確保する異業種の不動産事業

企業の不動産収入は本業の収益を補完するのに十分だったり、資産の有効活用になり、本業のリスクを不動産事業の安定収入によって分散させられるため、積極的な取り組みがなされています。

サッポロホールディングス
早くから不動産事業に注力していたサッポロホールディングスは、本業の酒類事業に匹敵する収益を不動産事業で稼いでいます。
サッポロ不動産開発では、ランドマークともなっている「恵比寿ガーデンプレイス」の管理・運営が有名ですが、2016年9月に東京の銀座四丁目に商業施設の「GINZA PLACE」をオープンさせ話題を集めたのも記憶に新しいです。
サッポロホールディングスのように子会社で事業展開し、不動産事業の収益を上げている企業は多いです。


朝日新聞社
朝日新聞社は明治から大正にかけて取得した優良不動産を多く所有し、グループ連結ベースの利益の3分の1を稼ぎ出しています。また、開発事業も強化しており、大阪の「中之島フェスティバルタワーウエスト」が今年2017年10月に竣工予定。
東京では「東京銀座朝日ビルディング」を開発中で今後も不動産収益の拡大を進めています。


代々木ゼミナール
全国20校で2015年度以降の募集を停止し、校舎の跡地利用での不動産事業は募集停止する2015年以前の3~4倍規模に拡大しました。
駅前の一等地を売却したり、旧校舎を賃貸として運用したり、跡地に自社で賃貸マンションを開発中だったりと、今後も旧校舎や寮などの有効活用策を検討中で、不動産による収益拡大を目指しています。


日本郵便
不動産事業を主力事業の一つと位置づけ収益源として開発に力を注いでいます。
以前は公共事業体であり、鉄道輸送していたことから全国の主要駅前などに不動産を所有しています。その強みを活かし3年間で不動産開発に1000億円を投資しており、その先駆けとして東京駅の丸の内南口前の旧東京中央郵便局跡地の再開発で「JPタワー」を2013年3月に開業しています。そして2016年4月には福岡の博多駅前に「JRJP博多ビル」を、同年6月には愛知の名古屋駅前に「JPタワー名古屋」と立て続けに開業しました。
今後も不動産事業で250億円規模の安定的な維持を目指しています。


JR
JRグループ各社も不動産事業に注力しており、東証に上場したJR九州はオフィスビルや賃貸マンションのほか、分譲マンション事業にも参入しました。また、九州各地で商業施設の開発を進め、東京では積極的にホテル開発を行っています。
JR東日本は「ルミネ」や「アトレ」といった駅ビルの商業施設のほか、エキナカ事業を子会社とともに展開し、新駅と一体で行う都市開発などにも積極的です。


2つめの収入源を確保するということ

1つの収入源だけではなくて、他事業で収入を得て本業の収入を補填する。
本業だけで十分ならば、あえてリスクをとりにいきません。他事業のリスクは高すぎずに安定した収入を確保することが重要で、最も優先させているところではないでしょうか。

その安定収入を実現させるために、企業が活用しているのが不動産です。

個人と企業とでは規模こそ違いますが、不動産を活用して2つめの収入源を確保することは、経営基盤を安定させて、将来のリスクに対して収益面でフォローできます。

まさにサラリーマン大家と同様に、給与収入を補う副収入であるといえます。


まとめ

異業種企業が積極的に不動産事業に注力し、今後も開発や不動産収益の拡大を目指しています。
不動産事業を主力事業の一つと位置づける企業もあり、不動産の安定した収益力への期待値が高いことはいうまでもありません。

その期待に応え、本業を補填するに十分な収益を上げる不動産事業は、会社の事業を維持・成長させ、将来に対する収益面のリスクを軽減させてくれます。

いわゆる副業での不動産投資(不動産事業)は、個人にも企業にも有効であり魅力的です。
そして、継続した安定収益という目的に適した資産運用だということがお分かりいただけたかと思います。

これを期に、所有している土地などを活用する、またはマンションなどの不動産に投資することも検討してみてはいかがでしょうか?


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