HOME > ブログ > Tokyoは総合3位 「世界の都市総合ランキング2016」
TOPIC
2016/10/31

Tokyoは総合3位 「世界の都市総合ランキング2016」

Web Unit
ブログ
「世界の都市総合ランキング」が公表され、東京が総合3位という高い評価を得ていることがわかりました。

東京の総合ランキングは2008年の発表開始以降、抜きも抜かれもせずに8年連続で4位となっていましたが、今年はパリを抜き初めて3位になりました。

その東京の都市力とはどういったものか?
評価されている部分と評価されていない部分、東京オリンピックを前に今後どのように発展していき、さらに順位を上げるためには何が必要だと考えられているのかをお伝えしたいと思います。


「世界の都市総合力ランキング」ってなに?

「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index,GPCI)とは、竹中平蔵氏が所長を務める「一般財団法人森記念財団 都市戦略研究所」が2008年から毎年発表しているもので、地球規模で展開される都市間競争下において、より魅力的でクリエイティブな人々や企業を世界中から惹きつける、いわば都市の“磁力”こそが「都市の総合力」であるとの観点に立ち、世界の主要都市の総合力を評価し、順位付けしたものです。

世界の主要42都市(2016年に2都市追加)を対象に、都市の力を表す6分野(「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」)に主要な要素を指標グループとして設定し、さらにそれらを構成する70の指標に基づいて評価・分析されランキングしたもので、国や東京都の政策評価指標としても活用されています。


東京の都市力は?

東京が今回初めて3位になった要因は、海外からの訪問者数の増加(「文化・交流」)、為替変動(円安)などによる米ドルベースでの物価水準や住宅平均賃料の下落(「居住」)、羽田空港の国際化(「交通・アクセス」)などとされています。
そして強みである「経済」では、依然として42都市中トップを維持しています。

また、今回初めての試みとなる「City Perception Survey ―都市のイメージ調査―」が、ロンドン、ニューヨーク、東京、パリ、シンガポール、ソウル、香港、上海の8都市を対象に実施されました。

このイメージ調査で、世界最大規模の都市圏人口を抱える東京は「CROWDED/混雑した」という回答が最も多く、通勤ラッシュやスクランブル交差点がイメージされる結果のような気がします。
次いで「TECHNOLOGY/テクノロジー」、「MODERN/現代的な」というイメージがランクインしており、ごちゃごちゃしているが先進的な現代都市といった感じなのでしょうか。


海外からの受け入れについてはまだ弱い

羽田空港の国際化が評価されましたが、「交通・アクセス」の項目では「都市内交通サービス」、「交通利便性」では高評価であるものの、「国際交通ネットワーク」、「国際交通インフラキャパシティ」の評価は、依然として高くありません。

また観光客の視点から評価したものでは、物価水準や海外からの訪問者の増加がスコアの上昇に影響し、「食事」「買物」で高い評価を得ている一方で、「文化的魅力や接触機会」と「一定水準以上の宿泊施設」においては改善が求められるとのことです。


2020年に向けて

4年後の2020年には東京オリンピックが開催され、海外からの訪問者数も激増する事が予想されます。

政府は2020年の訪日外国人を4000万人を目標に掲げていますが、これを受け入れるだけの都市力を向上させ、リピーターを増やすための課題は多いと考えられます。

国際交通のインフラやネットワークを増設し、宿泊施設を充実させることが経済成長の鍵となり、順位をさらにあげるためのポイントとなりそうです。

国家戦略特区のプロジェクトも含め、民間による再開発も次々と着工しており2020年までには数々の大規模プロジェクトの竣工が予定されています。

さらに、インバウンドに対応するための取り組みとして国際便の発着枠の拡大など、国際交通のポイントを高める政策の推進や改革を行っていき、注目される大都市へと成長が期待されます。


まとめ

世界の主要42都市を順位付けした「世界の都市総合ランキング」にて、東京がパリを抜いてはじめて総合3位になりました。

「経済」の強みは維持し、そのほか海外からの訪問者数の増加により「文化・交流」、為替変動の影響によって「居住」のスコアを伸ばしました。

羽田空港の国際化も評価されましたが、国際交通インフラに対しては改善すべき点がまだまだあり、2020年に控えている東京オリンピックに向けて課題をクリアしていくことが今後のスコアを上げるための目標となり、ランキングを上げる余地は大いにあると考えられています。

今後も国際都市としての成長が期待できる東京に、不動産という安定資産を所有して将来に向けて資産運用を考えてみてはいかがでしょうか?


ご質問やご相談のお問い合わせは電話のほか、メールでも承っております。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ


関連記事