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コラム
2016/06/09

賃貸の地震対策

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◇熊本地震で改めて高まる防災意識

熊本地震が2016年4月14日に発生して約2か月が経とうとしています。熊本県と大分県で相次いで発生してから未だなお、毎日のように余震を重ねている状況です。

熊本城は石垣が崩れ、櫓は倒壊し甚大な被害を受けました。修復期間は10年、費用は200億円かかるのではないかと見られています。

住み慣れた住居を追われ、避難を余儀なくされている人々はさぞ不安な毎日を送られていることでしょう。熊本城に限らず、倒壊した建物の復旧作業はなかなか進んでいないのが実情です。

地震が発生した際の負傷原因は、家具の転倒や落下が約5割と言われています。それだけに家具の固定は地震対策の中でも最も重要と言っていいでしょう。熊本地震が起きてから耐震について改めて意識が高まり、九州地方に限らず耐震グッズが品薄になっているようです。

持ち家なら地震対策のために壁に穴を空けるのは思いのままですが、賃貸住宅だとそうはいきませんよね。防災のためとはいえ、壁に穴を空けるのは認められていないのが現状です。

壁を傷つけない突っ張りや直接家具に貼りつけて使用するストッパー、家具の重心を壁側へ傾ける板状のものなど様々な地震対策グッズがホームセンターや100円均一ショップなどで販売されています。

多彩な品揃えがある地震対策グッズですが、やはり壁に固定する対策に越したことはありません。


◇賃貸の地震対策は難しい?

賃貸住宅では退出時の原状回復でのトラブルがとても多く起きていると言われており、東京では賃貸住宅紛争防止条例が制定されています。退去後の原状回復をするのに貸主側・借主側がどう負担するのかをルール化したものです。

トラブルが起きぬようルールは必要ですが、防災のための穴あけなら「通常の生活のために必要」なものという認識としてとらえるべきではないでしょうか。

これだけ世間的に地震に対する備えが叫ばれているのですから、貸主さんに相談してみるのは有効と言えます。

予測が困難な地震災害の前に、人の命か壁の穴か、天秤にかけられるものではありません。

賃貸では地震対策が難しいところですが、できる限りの備えをしたいものです。



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